この記事では
✔︎ ボルダリングにおける強さの定義
✔︎ ボルダリングが強い人の特徴と共通点
の二点について考えてみます。
ボルダリングジムや外岩に行くと大抵1人くらいは異常に強い人っていますよね、今回は4年間ボルダリングをしてくる中で見てきた強い人達の特徴を紹介していきます。
ボルダリングにおける強さの定義

強い人の特徴を紹介する前に「強い人の定義」について考えてみましょう。
普段ジムで何気なく口にする「強い」という言葉、大抵は
- 体が振られるけど耐えきる
- 悪いホールドを保持出来る
- 難しいコーディネーションを直ぐに止めた
など「多くの人が苦労する部分を解決する能力を持った人」を強い人と言う事が多いですよね。
それぞれの瞬間に発揮したフィジカルに焦点を当てて「強い」と使う事も多いですが、振られを耐えるにしても極悪ホールドを保持するにしても重心移動や保持の姿勢作り、足使いやホールディングの上手さなど、多くの要素を満たした上での結果に他なりません。
ジムで3段や4段を登る様なクライマーに保持の仕方を聞くと
- あんなもん持ててない
- 持つんじゃなくて効かせてる
- 効く位置に重心を動かしてる
- 最後は気合い
そんな返答を貰う事が多々あります。
これらを踏まえて「強い人の定義」はただフィジカルが強い人ではなく
- フィジカル + ホールドを保持する為のテクニック(技術力)がある人
と定義し話を進めていきたいと思います。
私が初心者の時から読んでいるスポーツクライミング教本にもこう書いてあります。
クライミングの上達、つまり難易度の高いルートを登れるようになるためには、技術的な能力と体力的な能力の両方が必要となります。このどちらかが劣っても上達に支障が生じます。
山と渓谷社 スポーツクライミング教本 「レベルアップのシステム」より一部引用
強くなるにはグレードに見合ったフィジカルとテクニックをバランス良く向上させる必要があるという事ですね。
ボルダリングが強い人の特徴5選

今まで見てきた激強クライマー達に共通する特徴を5つ挙げてみます。
- オブザべ能力が高く持ち直しが少ない
- 足を残す・足に逃がすを徹底している
- 保持する事を諦めない
- クライミングを楽しんでいる
- PWR(パワーウェイトレシオ)が優れている
それぞれサクッと説明していきます。
1. オブザべ能力が高く持ち直しが少ない

最初から動きの最適解が分かっているかの様にホールドの的確な位置を持ち、持ち直したり握り直したりといった動作が非常に少ないです。
壁の中で何度も持ち直してみると分かりますがこの動作って疲れるんですよね、やる毎に一手増えていると言ってもいいくらい。
強い人が的確な位置を持ちに行ける理由はフィジカルは勿論ですが
- 他の人以上によく考えオブザベしている
- クライミングにおける物理法則の理解が深い
- 圧倒的な登り込みからの経験値
といった部分が大きいと思います。
2. 足を残す・足に逃がすを徹底している

「クライミングは足で登るもの」と最初に教わりますよね。
強い人は基本を忠実に極めています。
- 限界まで足は残す
- かき込みで足側に体重を乗せる
- ヒールフックやトウフックの使い所や効かせ方
保持が強いのはもちろんの事、手に掛かる負担を最小限に抑えています。
3. 保持する事を諦めない

クライミングを始めて順調にグレードを上げてきても必ずどこかで直面する
- 絶望的な程持てないホールド
保持出来ないホールドが出てきた時諦めてすぐに降りてしまう、そんなクライマーは結構多いです。
強い人達は今の自分に保持出来ないホールドが出てきても諦めません。
保持出来ていないままでも次の動作をこなそうと試します、もちろん落ちてしまう事の方が多いですが「保持出来ないホールドを保持しようとする」、その行動そのものが強い人たる所以だと思います。
保持力を上げるには「持てるかどうかギリギリのホールドを持つ」しかないそうです。何度も同じ動きを繰り返すクライミングにおいて、限界の状態で「諦めたか・動こうとしたか」の差はとても大きいものになると思います。
4. クライミングを楽しんでいる

「好きこそものの上手なれ」ということわざ通りですね。
「登るという行為」そのものを楽しんでいる人が多い印象です、楽しいからこそ常に考えているしもっと上手く登るにはどうしたら良いのか考えているのだと思います。
クライミングの楽しみ方には色々あると思いますが、私は物理法則を考えながらオブザベをする様になってから一気に楽しいと感じこのスポーツにハマりました。
5. PWR(パワーウェイトレシオ)が優れている

身も蓋もない話ですが、強い人は見るからにクライマー体型の方が多かったです、少なくとも太ってるけど強い人っていうのは私は見たことがない。
クライミングで重要な要素の一つ「PWR(パワーウェイトレシオ)」は体重あたりのパワー(筋肉)の事、ただし筋肉は重いので必要以上の筋肉は無駄になりPWRも下がってしまうとか。
簡単に言えば「体脂肪率が低く細身で必要十分な筋肉がある人」はPWRが優れている。そして今まで見てきた強いクライマーの方達もそんな体型をしていました。
杉本怜選手の様なガッチリした体格で最強クラスのクライマーも勿論いますが、ボディビルダーみたいなゴリマッチョの選手はいない事を考えてもやはりバランスが大事ですね。
まとめ|強い人と言われるように頑張ろう!

どんな強い人も、相当登り込んだ結果手に入れた強さである事は間違いありません、ポテンシャルだけで異常な程の強さを手に入れられるのは本当に一部のクライマーだけです。
成長速度などを人と比べてしまって落ち込む事もあるかもしれませんが、考え抜いて登りまくればいつかは限界突破して道が開ける日が来るはずです。
ちなみに凡人の限界は四段らしいですよ、諦めずに努力を続けていれば二段くらいまではどんな人でも到達できると私は思います。
私自身まだまだ修行が必要な身ですので、自身の成長を楽しみつつ頑張っていきたいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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