こんにちは、ブログ管理人のKameです。
- ボルダリングを始めたけど○級を登るまでどのくらい掛かるの?
- 自分の成長スピードが早いか遅いか知りたい
私自身ボルダリングを始めた当初上記の様な悩みを持っていました!
「どのくらい登りまくれば1級登れるんだ・・?」と思ってネットで調べまくったり。
というわけで今回はボルダリングの『グレード』について、初心者の方にも分かりやすく説明します!
ちなみに私が記事執筆時点(歴3年)で登っているMAXグレードは、ジムで初段〜二段・外岩で三段です。競技を始めて丁度3年が経つ頃に人生初の三段を完登出来ました。
ボルダリングにおけるグレードとは?

簡単に言えば、「それぞれの課題に設定された難しさ」の事を「グレード」と呼びます!
武道にも○級といった表現はあると思いますが、それと似たような物です。ボルダリングが趣味の人をクライマーと呼びますが、登れている最大グレードに応じて4級クライマーとか1級クライマーとか言ったりします。

5級も楽に登れるようになったし、そろそろ4級クライマーになりたいな 〜
グレードは自分の強さを確認する為の指標になり、クライマーを危険に晒さないための装置としての役目も持ちます。
室内ジムではそこまでの問題はありませんが、登る事に慣れてくると多くのクライマーは外にある岩(外岩)に挑戦します。外岩では難しさは勿論のこと、岩の高さや下地の悪さ(地面が斜め、岩が多いなど)も含めグレードが設定されています。未知の課題に挑む際、自分の力量をグレードという指標で測り、無理のない範囲で挑戦します。
でも最初は段級のみ覚えておけばOK!気付いたら他のも覚えています。
グレードは誰が決めるのか?
実はボルダリングのグレードというのはそれぞれのジムや課題によって差があります
- ジム:課題の設定者(セッターと呼びます)と試登者達
- 外岩:そのルートを開拓した初登者
これらの人達でグレードを決めるのが一般的であり

この難しさだと○級くらいでしょ!
という感じにセッターの主観によって設定されます。なのでいつもと違うジムに行ったり、やたら難しい課題に当たるとグレードに大きな差を感じる事もあります。
グレードは何段階?世界で一番難しい課題は?

多くのジムでは、8級〜2段くらいまでのグレード付けが多いです。
グレードは8級〜1級の順に難しくなり、次いで初段・2段・3段・・と段表記に変わって数字が増える毎に難しくなっていきます。
3段より先のグレードとなると外岩が主戦場に。ちなみに記事執筆時点の世界最高グレードは6段(V17)付近、このレベルになると世界最強クラスのクライマーしか挑む事も出来ません。世界でも数本しかないグレードですね。
6段付近という曖昧な表現になってしまうのは、世界中の最強クライマー達が日々限界を押し上げ不可能だったものを可能にしてしまうから!
現在の世界最難課題は
フィンランドのナーレ・フッカタイバル(Nalle Hukkataival) ただ一人が完登している
”Burden of Dreams 6段 / V17”
▼動画はナーレ本人が一手ずつ各ムーヴを解説している動画です。
彼は4年の歳月を掛け、ホールドらしいホールドも見当たらない壁を登り切りました。
課題名を日本語に直すと”夢の重荷”、彼はどんな気持ちでこの壁に挑み続けたのか、今後この課題を完登するクライマーは現れるのか、目が離せません。
各グレードの難しさはどれくらい?登るのにどのくらい掛かるの?

ここからは私の経験と今まで会ってきたクライマーの話も含めて平均的な期間を挙げたいと思います。先述の通りグレードはジムによって異なり、登る頻度や年齢・骨格にも左右されるため、参考程度として下さい。週2日程度ジムトレーニングを行なったケースを想定しています。
10級〜8級(すぐにでも)
一般体型の成人であれば初日に登れる事が多い
多くの初心者講習やキッズ用の課題として使用されるグレード。難しいムーヴ(動き)や持てないホールド(持つところ)は出現せず、よく「ハシゴを登れるなら登れるグレード」と言われます。
それでも初心者は多く登れば疲れてきますし、手に力が入らなくなってくると思います。
7級〜6級(5回通う頃には)
初日に1本登れれば上々、5回ジムに行く頃には登れる人が多い
まだまだホールドは持ちやすい形状、しかし8級までと比較すると傾斜壁に課題が出てきたり少し工夫をしないとスタート出来ない様な課題も出てきます。
5級(2週間〜1ヶ月)

初日に登るのは困難、楽しくなってくる時期
”初心者”は卒業で”初級者”になるのがこのグレードから、やっと”クライミング”のスタートです!
「ボルダリングの動き」が必要になってきます。今まで腕力やリーチに任せて登っていた動きを見直し、ムーヴというものを知っていかなければなりません。動きにムーヴを落とし込むことで段々と簡単に登れるようになってきます。
そこら辺のクライマーがアップの最初に使うのが5級くらいです。私もどのジムに行っても大抵5級から上げていきます!
4級(3ヶ月〜)
初日に登れる人はほぼ皆無、ムーヴを覚える時期
まさにボルダリングの動き!という印象の「ヒールフック」や「ランジ(飛ぶやつ)」などムーヴを使わざるを得ない(使わないと登れない)課題が出てきます。
ボルダリングにハマった人じゃないと4級登るまで続かないと思います。そして4級が安定する頃には立派なクライマー!おめでとうございます!
この頃には「ムーヴは一通り頭に入った状態」だと思われます。傾斜壁を登ることが多くなり、ある程度のフィジカルを要求されます。太っていると結構しんどくなってきますね。
3級(半年〜)

中級の入口とされるグレード、伸び悩みも出始める
4級までで殆どのムーヴやホールドは出揃っているので、ここからは足を乗せる粒が小さくなったり手のホールドが明確に持てなくなったりします。
具体的には今まで握るように持っていたホールドから画像のように”面で持つ”ホールドが多くなったり、指を掛ける箇所が薄くなったりと保持しづらくなってきます。
ちなみに画像のホールドを「スローパー」と呼びます。
2級(1年〜)
ジムによっては上級者の仲間入り!周りから結構強い人という印象を持たれる
中級者と上級者の狭間と言えるグレード、辛めのジムでは既に上級者の域。
”一般人は引っかかる事も出来ない”ホールドに指を掛け浮ける様になり、体にも変化が出てくる頃。
背筋や僧帽筋・上腕部が発達し逆三角形の体型になり男女共にしっかりした体つきになります。ちなみにそれらの筋肉は小顔効果もあるのでとっても有意義です。
ランジも結構な距離を要求され、ルーフ(180°に近い壁)課題も増えます。外岩でも登れる課題が増えてきて楽しい時期、ジムの先輩などに声を掛け連れて行って貰う事をオススメします!
1級(1〜2年以上)
すっかり上級者、初心者からすると「強すぎて意味分からん」やつ
ムーヴの練度を上げ、指も鍛え上げ始めて登れるグレード。
「強すぎて意味分からん」と思いつつ彼らを見てる皆さんは安心して下さい。怪我せず本気で登り続けたら1〜2年でその域までは到達出来ます!
1級は未だ才能云々が出てくるグレードではないので停滞があっても諦めず研鑽を続けましょう!いつかは必ず突破出来るグレードです。
私は週3〜4回登っていたので半年ほどで1級クライマーになりましたが、常に指に痛みがありました。怪我のリスクもあるので自分の体と熱意と相談しつつトレーニングを
初段(2年〜)
登りが美しすぎる上に強すぎてむしろ簡単に見えてしまう
段級グレードの区切りとあって多くのジムで1級と明確に差別化されているよう感じる。年単位で修行をしてきたクライマー達が挑むグレード。
明確に「強くなろうとする意志」を持ち修行しないと絶対に到達出来ない。
登れるまで何度もトライ&エラーを繰り返し動きを自動化(無意識下でムーヴを起こせるまで反復)した結果である事が多く、他人の完登だけを見ればむしろ簡単に見える事もあるほど。
実際に触ると浮く事さえ出来なかったりと鬼の様に難しい事が大半。
二段(早くても3年以上)
超人の域、二段が安定して登れる様であればコンペの上位優勝も狙える
ジムでは最難関に設定される事が多いグレード。今まで足で使っていたホールドを手で持たされたり異常ほど持てずどうやれば保持出来るのかわからんホールドが出てくる。
なのに登れてる人は簡単そうに持てていて意味分からんとなるグレード、初段クライマーから見た二段クライマーは普通に化け物笑
ジム内では一般人の中で最上位クラスの強者達が挑んでいるグレード。
三段以上(4〜5年以上 才能も必要)

未知数 化物達のグレード
一般的にジムには無い事が多いグレード、自然と主戦場は外岩へ。外岩で三段以上を完登している人を見たらその人は化物だと思おう。
コンスタントに三段以上を登っている人はInstagramなどでも目立ちます。そもそも立ち居振る舞いとかオーラみたいな纏ってる雰囲気が強そうに感じることが多いです。
また、クライマーの中で有名な話で「常人の限界は三段まで」という言葉があります。どんなに鍛えても天性の何かがなければ四段以上のクライマーにはなれないという話です。
実際がどうかは分かりませんが、自分で限界を決めたらそこで終わり、諦めず試行錯誤し鍛え続けられる様なネジの外れた人間でないと四段以上は登れないという話なのだと思っています。私も四段目指して頑張っていきます。
まとめ

各グレードのおおよそのイメージは伝わったでしょうか?
ですが、結局一番強くなる方法は「登る事を楽しむこと」です、初心者の方はまずは精一杯楽しんで、沢山登ってみて下さい!
中上級者の方、自分の限界グレードを追い求めるのも勿論楽しいし必要な事ですが、停滞を感じた時や限界グレードを打ち込むのに疲れてしまった時は一旦落ち着いて初心に返ってみましょう。外岩に行ったりリードクライミングなど普段と違うクライミングに挑戦するのもオススメです!
最後までご覧頂きありがとうございました!
コメント