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2023.1.1 明けましておめでとうございます。
今年の年越しは高知県にて。3泊5日の黒潮遠征ですが、登れるのは今日が最終日でした。
本当に最後、時間ギリギリでずっと憧れていた「百と八つの流れ星」を完登できました。昨日までは潮位の関係でトライできずモヤモヤしていましたが、最終日の夕方に一時間だけチャンスを得ることが出来ました。
とんでもないカッコよさに加え、スリルのあるシビれるムーヴを要求されます。私的には全国を見渡しても最上の岩の一つであり、この課題の為に四国を訪れるクライマーがいるというのも頷けます。
備忘録を兼ねて、所感と駐車場や潮位についての注意点を纏めておこうと思います。
百と八つの流れ星 を登った話
ある程度外岩を楽しんでいる人なら一度は動画を見たことが有るだろうこの課題、遠征のメイン目標の一つでもありました。
2023年現在は下地が大きく下がり潮の影響を強く受けるように。干潮時でないと触れないと聞いておりましたが中々タイミングが合いませんでした。
見送りの空気になっていたのですが諦めきれず潮汐表を再確認。すると元旦の夕方に強い干潮があり少しだけなら触れる可能性を見出したので、帰宅開始を遅らせそれに賭けることにしました。
15時半頃に岩の前に到着。潮が引き切っておらず岩の足元が海の中でしたが、ここから30〜40cmほど下がるはずなので待つことにしました。

30分の間に一気に潮が引き始め下地の岩が見えてきました。触るチャンスを得られるかもしれない!と一気にテンションが上がります。

足元のハート岩はインスタ映え間違いなし(?)

16時半ごろ下地が完全に露出、憧れの岩に挑戦するチャンスを得ることが出来ました。だいぶ日も落ちてきています、黒潮はナイトクライミング禁止なのでトライ出来るのは30分〜1時間もないくらい。
大急ぎで準備し忙しなくトライ。1便目は高さと下地の悪さに負けましたが、どうしても登って帰りたかったので捨て身で核心部に突入、2トライ目で気合いの完登!
岩の上に立った時、「クライミングやってて良かった」心底そう思いました。
トライこそ少なかったですが海をバックにしたロケーションと、存在するだけで威厳すら感じる見た目。ため息が出るほどカッコいい最高の岩です。遠かったけど来て良かった、諦めないで良かった。
この課題を ungrade とした正確な経緯は分かりませんが、設定した開拓者のセンスに脱帽。全ての外クライマーが見て挑戦して、何か感じられる様にしたのではないかと思えてなりません。

百と八つの流れ星 の情報

駐車場
この岩は国道55号沿いの加賀領エリアにあり、道路上からも見ることが出来ます。
駐車場ですが、トポに記載の場所は停められませんでした。
正直良いのか悪いのかは分かりませんが、私達は道路沿いの空いているスペースに駐車し岩に向かいました。常識とマナーの範囲において自己責任で駐車することになると思います。間違っても周囲に迷惑を掛けないようにしたいですね。
一応すぐ近くまでバスは出ているようです、下のは最寄りのバス停。
潮位と下地
干潮時に行く事をおすすめします。
日によっては満潮時でも可能性は有りますが、基本的には沈んでいると思った方がいいです。
参考程度ですが私が登った日の潮汐表はこちら。

16時半頃からトライ出来たので、多分ですが100cm前後から触れるイメージかと思います(詳しいわけじゃないので間違ってたらごめんなさい)。
潮汐表を見るならこちらのサイトがグラフになっていて分かりやすいのでおすすめ。
下地は数年前の動画と比較すると1〜1.5mくらいは下がっているようで、おかげで背面に大きな岩が鎮座しています。
代わりに岩のサイズが強調されメチャクチャカッコいいのでプラマイゼロです。
必要なマット枚数
最低でも4枚、安心して核心の一手を出すには5枚は欲しいと感じました。背面の岩の主張がとにかく強く、マットが足りないと核心のデッドが相当怖いです。
グレード
先述の通り ungrade だからこその良さが有る課題だと感じているのでグレードに対して言及するのは野暮。
でも「せっかく四国まで行くのだから絶対に完登して帰りたい!」という気持ちはとても理解出来るので参考程度に書いてみます。
- RP三段の私が2トライで完登
- 主に二段を登っている友人が5トライ前後で完登
- 上部の保持感は結構悪め
- 7割くらいは恐怖核心
まとめ|この課題の為に四国まで行く価値がある
四年近く外岩を楽しんできましたが、完登の満足度で言えばトップ3に入る神課題でした。黒潮に訪れたら必ず触るべきだし、これの為に四国を訪れる価値は十分に有ると思います。
当記事が楽しい遠征の一助になれば幸いです、最後までお読み頂きありがとうございました!
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