外岩初心者の方や初めて寒いシーズンを経験する方は服装や持ち物で悩みますよね。
私は外岩ボルダリングが大好きなので一年中岩場に足を運んでいますが、「末端冷え性+寒いと動きが鈍くなる」タイプなのでこの時期の外岩はしんどい・・なので防寒には人より気を使っています。
今回の記事では
- 外岩のハイシーズンが秋冬である理由
- 秋冬外岩の服装と持ち物
- 真冬におすすめの岩場
について私の経験を元に紹介します!
外岩のハイシーズンは秋〜冬!
初心者の方やクライミングをしない方には意外かもしれませんが、外岩(ロッククライミング)のハイシーズンは10月初旬〜12月中旬辺りの秋〜冬。
「岩冷たくない?」「なぜわざわざ寒い時期に岩を登るの?」とよく聞かれます・・もちろん寒いし出来れば暖かい時期に登りたいと常々考えています!
・・ではなぜ多くのクライマーは寒い時期に岩場に訪れるのか?
これは単純に「湿度が低くフリクション(摩擦力)が良いから」!ここ日本は高温多湿の島国、夏の高温多湿はクライミングに於いて不利にしか働きません。
特に限界グレードを目指す様なクライミングをする場合はフリクションの良し悪しで完登出来るか否かが変わってしまうくらいの影響力を持ちます。なので岩に取り憑かれたクライマー達は寒がりながらも秋冬の岩場へ赴くというわけです。
とはいえせっかく岩に行くんだから寒い時期でも「快適」に「楽しく」過ごしたいですよね!というわけでここからは「秋冬の岩場での服装と持ち物」について紹介したいと思います。
服装について
「寒さ対策」の基本はやはり服装から、ここさえしっかり揃えていけば岩場で凍えて何も出来ない・・なんて事にはならないはず。見落としがちだけど超重要なのは「足の寒さ対策」だと考えています!詳細は後述します。
アウターウェア

- アプローチやレスト中に最も外側に着る防寒着
冬アウターとして一番良いのはやはり「ダウンジャケット」でしょう。トライの後に着ればダウンが保温と断熱をしてくれるので身体の冷えを防止しつつ次のトライに備える事が出来ます。アップをしても身体が冷えてしまうと効果が薄れてしまうので要注意です。
ノースフェイスの「ビレイヤーパーカ」はその名の通りリードクライミングのビレイヤー用に作られたダウンです。移動のない場面での使用を想定しているため強力な断熱性がありボルダリングのレスト中にも最適といえます。
ノースなどアウトドアブランドのダウンは性能的にはピカイチでおすすめですがやはり値が張りますよね。金額的にきつい場合におすすめなのがワークマンのイージスシリーズ!釣りなどあまり動かないアクティビティ向けの商品であれば十分に代用可能です。
秋(11月初旬くらい迄)はここまでの性能のものは不要で「ミドルウェア+ユニクロのウルトラライトダウン」辺りの組み合わせで十分かと。
ミドルウェア

- 登る時にも着れる簡単に脱着可能な防寒着
フリースやパーカー、トレーナーなど
実際に登る時や肌寒い時に役立つのがミドルウェア、多くのアウトドアメーカーが発売しているので柄も含めお気に入りを見つけましょう。
チャックの無いプルオーバータイプは脱着するのが少し手間ですしチョークで汚してしまうのでチャック有りのタイプの方がベストですがここは好みでしょう。
パタゴニアのR2ジャケットや
モンベルのクリマプラス200
辺りは中厚手生地で暖かく動きやすいのでクライマーや登山者から評判が良く人気です。
ベースウェア
- 登る時に着る服、冬でもベースウェアのみで登ることが多い
ヒートテックやTシャツ、ロンTなど。
クライミングは軽い方が有利ですし、ことボルダリングに関しては1トライが1~2分くらいなので基本的にミドルウェアは脱いでベースウェアのみで登る事が多いです。戻ってきたら直ぐにダウンなどで保温しましょう。
私は「長袖下着+半袖Tシャツ」の組み合わせが一番動きを妨げないと感じ気に入っています。こちらも定番ユニクロ「ヒートテック」も良いですが、ワークマンプラス「ホットコットン」も安く高品質なのでおすすめ。
足の寒さ対策【超重要!】
✔︎ レスト中は保温性の有る靴下を重ね履きし末端の冷えを防止
寒い時期のクライミングでは足が悴んでフットホールドが踏めない、踏めてるのか分からないという状況が起こりえますし、末端冷え性の私は指先が痛すぎてクライミングシューズすら履けなくなってしまいます。
しかもクライミングシューズの底面はゴムですから保温性など皆無、冷えた足をキツめのシューズに入れるのはもはや修行。
なのでレスト中は登山用の冬用ソックスなどを履き足先を温めるのが大事、メリノウールという素材のソックスは保温性、履き心地共に良く愛用しています。トライが終わったらクライミングソックスの上に被せてカイロを当てる感じですね。
手袋・ニット帽・ネックウォーマーなど
これら防寒グッズを着用するのもシンプルに効果が高いです、手袋の中にカイロを仕込むとトライ直前まで手を温める事が出来ますね。
私は帽子が苦手なのであまり着けませんが、ニット帽は保温とファッション性を兼ね備えており上手く着こなしているクライマーをカッコいいなぁと思いつついつも眺めております。
おすすめの持ち物

ここからは寒さ対策に有効な持ち物を紹介します。服装によって得られるのは「体温を逃さない効果」なので、「外から熱を得る」ことが出来るグッズを併用するとより効率的に体を温める事が出来ます。
ホッカイロ:寒さ対策の定番!
原始的ですが非常に温かくコスパも◎
手袋やポケット、チョークバックやシューズの中に仕込めば直接熱を得られるので私は秋口に纏めて購入し使っています。特にシューズの中に仕込み放っておくだけでカチカチだったソールが柔らかくなり一気に足入れが良くなります、おすすめ。
マグマしか勝たん。
シングルバーナー:温かい飲み物やカップ麺!
「岩場で火が使える」というのは革命です。コーヒーやカップ麺など温かいものを口にすると一気に身体を温められます。何より外で食べるカップ麺は美味すぎる!!
今回紹介するシングルバーナーは「CB缶」と呼ばれる卓上コンロなどでよく使うペットボトル型のガス缶を使用するタイプ。「コスパ良し・どこでも買える」というのがポイント。アウトドア用のOD缶に対応したタイプはガス缶の値段が高くアウトドアショップや通販でしか購入出来ないので少々不便です。
岩場は強風や極低温な環境ではないのでCB缶使用の商品で十分でしょう。この商品は安くてしっかりしているので超おすすめ!
パタパタマット:底冷え軽減とレストスペース作りに
岩場で過ごす時間は実は半分くらいが待機時間なのでレストをどんな姿勢で過ごすかによって疲労の回復度合も変わってきます。地面の凹凸を気にせず簡単にレストスペースが作れるパタパタマットはまじで便利、保温性にも優れ岩や地面からの底冷えも防げます。
クラッシュパッドに挟んでおけば山でも川でも即ごろ寝スペースが作れますし、荷物を上に乗せて丸めると近距離の岩と岩の間を簡単に移動する事も可能な万能グッズ。
いざという時に簡易サブマットとして岩に被せるなんて使い方もできます。
真冬でも登りやすい岩場は?
秋冬がハイシーズンとはいえ、人気の小川山や瑞牆ボルダーは真冬の時期には雪に覆われてしまいます。雪の中登るパターンも有りますが今回は割愛し、真冬(12月下旬〜2月)でも登りに行きやすい岩場を簡単に紹介します。
湯河原ボルダー

「関東クライマーの冬エリア」と言われる事も多い神奈川県の湯河原ボルダーは夏涼しく冬暖かいという恵まれた気候で12月でもTシャツ一枚で丁度良く感じられる日もあるほど。ベストシーズンは12月〜4月。
梅林で有名な幕山公園内にあり綺麗な花を見ながらクライミングが楽しめますし、温泉地なので観光と半々くらいで楽しむのもおすすめです。
城ヶ崎ボルダー

景勝地としても有名な静岡県伊東市にある城ヶ崎海岸沿いのボルダー群。海風が冷たいですが雪が降りづらいので真冬でも登りに行きやすい岩場です、海と岩壁を眺めながらのクライミングはシチュエーション最高。
御岳ボルダー

日本を代表する岩場である奥多摩御岳ボルダーも真冬にベストシーズンを迎えるエリアの一つ。11月~3月にはフリクションが良くなり多くのクライマーが訪れます。また、10月~11月には紅葉の中クライミングを楽しめるのでおすすめです。
まとめ|寒さ対策を万全に外岩を楽しもう!
外岩での寒さ対策と真冬におすすめの岩場をご紹介しました。
防寒が足りないとせっかくの楽しい外岩が過酷でしんどいだけの時間になってしまいます、服装や暖を取るグッズを揃え秋冬も楽しくクライミングしたいですね!繰り返しになりますが「足先の防寒」が特に重要です。
最後までお読み頂きありがとうございました!良いクライミングライフを。
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