2026年1月31日
城ヶ崎の『サティアグラハ四段/V12』が登れた!
波浪を初めて触った日に登っているクライマーがいてとんでもなくカッコいいと思い、時が来たらやろうと思って密かに憧れていた課題だ
実は、2025年6月からずーーーっと、(未だに)両手指の関節炎が治らず、本当に本当にしんどい日々だった
思い通りに登れないこと
ライバル達(勝手に認定した)に置いて行かれている焦燥感
これは本当に治る日が来るのか?という漠然とした不安
そんなこんなで去年の後半は少し腐ってしまい、あまり本腰を入れたトレーニングはできず…
年も明けた頃、ちょうど一年前にサティアグラハをトライしていたことを思い出した
当時はバラシは出来たが波浪合流時点でガス欠になってしまい、繋げられるビジョンが全く見えず一年間寝かすことにしたことを覚えている
年が明けた頃にふと、最近の自分は指が痛いことを言い訳にして何も頑張ってないことに気づいてしまった
それから数週間、今の指で出来ることを最大限やった
筋トレ、柔軟、指の負荷が少ない長モノ、ランニング などなど
効果は、ちゃんとあった
一年前はしんどくて一日一度くらいしか止められなかったサティアグラハの核心は今年になって一度も落ちなかった

城ヶ崎には先週から通い始めたが、通しは今年7トライ目、本日1トライ目でこれ以上ないほど綺麗に完登することができた!嬉しい!
久々の満足いく成果で飛び上がるほど嬉しかったが、登れた日は負荷がいつもより軽く感じ、繋げられたことに自分でもびっくりしてしまうほどだった
いやぁ、報われたー
今出来ることを最大限に
この気持ちを忘れなければまだまだ強くなれる気がする
せっかくなので課題の内容と所感を書いてみる
見た目通りだけど、課題は長大なルートボルダー
自分のムーヴで波浪スタート完全合流まで14手、リップ取りまで入れると29手
大核心は、サティアオリジナルパートから波浪スタートホールドへの合流の二手、そしてそれをこなした後の波浪自体
ただでさえ悪い波浪だが、ルーフをこなした後だとマジで嘘みたいにしんどくなる笑
この課題でしんどい要因はいくつかあって
・手数多い系なのにパワー系核心
・アンダー・ピンチが多すぎで一箇所に負荷が集中する
・後半に強度の高い核心(波浪)が構えている
これらの要因のせいで、バラシは結構すぐに終わるんだけど繋げると化ける みたいな状況になった(サティアの核心はパワーさえあれば割とすぐこなせると思う)
「波浪がアップで登れないとサティアは戦えない」という先人がいたがその言葉は正しかった
来るたびにアップ波浪をやっていたがいつも登れず、、でも登れた日はちょうど初めてアップ波浪ができた日で、ムーヴの完成度がだいぶ高くなったところだった
サティアパートは足位置の調整と持ち直しを極限まで減らすこと、波浪パートは自分にとって一番楽なムーヴを見つけることが大事だったかなー
あとは登るために、特に効果があったなーと思ったトレーニングは以下の二つ
・長モノトレ
・高反発ボールでの虫様筋トレ
腕立てとかプランクもやってはいたけど、上の二つの割合が大きい気がした
長モノは、35手程度で145度と3D壁を1分インターバルで交互に8セットを週2回ほど、その他の日は強度に振ったクライミングをしてた。長モノはガバ多めのそんなに強度高くないやつだけど十分だった
高反発ボールでの虫様筋トレは、こういう↓リハビリグッズみたいな固めのボールを指先で何度もムニムニしていた、これが結構よくて「指に力を入れる感覚」が養われた(気がする)、オススメ
「波浪終盤に左手で持つカンテのブロックホールド」とか、「ルーフ内のピンチホールド」の手の形を意識してムニムニしまくった、これは登ってない時でもホールド慣れを進められたんじゃないかと思っている
いずれにせよ、メンタルに大きく左右されるスポーツなので「当日までにやれることを全部やった感」を完登の大きな要因であるとも思った
某緑さんも言っていた「人事を尽くして天命を待つ」ですな。でもこれ本当に重要だと思う
「一年後にやる」と決めた自分との約束を守れたことで、メンタル的にも次に繋がる完登になったと思う。ありがとうサティアグラハ、次はバラカだ!
パーソナルグレードにも触れておく
ただ、あくまで自分の体感値を整理するためであって、グレードに対してあーだこーだいうような思想の強い話ではないので優しい気持ちで読んで欲しい(最近色々とうるさいからね笑)
参考までに、サティアグラハは自身4本目の四段クラス課題です
(初の四段はダウングレードになってしまった、、)
体感グレードとしては「入り口に近い四段」かなと
なので小山田先生がよく用いる+-を含めると四段-、公表がV12なので妥当かなといった感覚
検討材料としては「掛かった日数」と「カランバとの比較」の二点
この課題、波浪に二日、サティアグラハに5日の計7日のトライを要した。三/四段である塩原のカランバは8日掛かったものの、カランバ完登のためにルーフ慣れをした後だし、何よりサティアグラハの核心のような高強度の一手がカランバには存在しない
指ヨレ核心のカランバと、ボディヨレ核心のサティアグラハといった感じで、正直むしろカランバのグレーディングが辛い(四段-でいいのでは)感じはするが、カランバが三/四段ならば、城ヶ崎グレードでサティアグラハが四段は納得かなと
ただうーん、サティアとカランバどっちが難しかったかと言われると、やっぱりカランバの方が苦労したし再登に苦労するような気がする、カランバは手数もやることも多い気がするんだよなぁ
グレードを差し置いても関東で珍しい高難度ルーフというだけでルーフ好きにはとってもオススメな課題ですb


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