徳島西 追憶 三段|一年越しのリベンジ

追憶_三段 外岩

2024年12月末。丸一年ぶりに徳島西に訪れた。
目的はちょうど昨年末に敗退し悔しい思いをしたエリアの看板課題「追憶」へのリベンジ。

メンバーはよねくん、ひろむん、私の3人。ここ三年間の年末は全て四国へ遠征していて馴染みのメンバー。

去年は三人全員が未完登で遠征を終えた。
「今年こそは絶対に追憶を登る」全員がそのつもりでトレーニングを重ねてきたし、皆の体型の変化や今年の岩での成果を見れば手を抜くなどしていないことは想像に難くない。

12月26日20時、私の仕事が予定より長引いてしまい少し遅くなったが、どうにか全員仕事を納め東京に集合した。徳島へ向け10時間ほどのドライブ開始。

三年目ともなると移動自体は慣れたもの。見慣れた景色を楽しみつつ、出発して直ぐはワイワイと会話しているものの、初日のことを考え一人が運転している間は二人は寝る、きちんと結果を出すにはこれが大事だし、これに尽きる。

といいつつ名神高速に入り周囲に工業地帯が広がるところ、ここだけは何度通ってもワクワクする、ここを通ると旅が始まったな〜と感じる。

こまめに運転を交代しつつ、一時間半を二周ほど運転したところであっという間に徳島西に到着、終わってしまえばなんとやら。去年来た時は地面が濡れていたが今回はカラカラに乾いている、出だしは好調。おまけによく寝れたので体の調子も悪くない。

一年ぶりに追憶の岩と対面。一年間焦がれ続けた、相も変わらず美しく大きい白亜の壁。しかし不思議と以前ほどの高さはないように感じた、初対面の時に感じた岩に圧倒されるような感覚、これももう無い。

これは登れる岩であると感じた。

念入りに下半身と指のストレッチ。遠征で来ている以上闇雲にトライを重ねてはいけない、ここ一年で身に付いた岩で登る際の心構え。

一・二トライ目は二手目取りのエイムを忘れており敢えなくフォール。

15分レスト三トライ目、キョンからの左カチまで取れたが足の入れ替えでミスりフォール。去年よりカチが持てるようになっており余裕を持って動けることが分かった。

15分レスト四トライ目、下部トラバースをスムーズに突破することができた。キョンからの左カチ取りも安定した状態でキャッチ、めちゃくちゃ握り込むことができ、すんなり足を入れ替えることができた。丁寧に両足を上に移動、軽くキョンが入り自然と右手が寄ってきた。去年何度やっても出来なった右手寄せは余裕を持ってこなせるようになっていた。浮ついた心を整えるため一旦吠える、ツノホールドに右手指先の力を凝集しフルクリンプ。

最後のリップ取りは初見。手は持ててる、足も踏めてる、体も十分に上がってる、マットはある、思ったより傾斜が強い、でも思ったより怖くない。

下から二人の「いけ!出せ!」という応援と共に飛んだ先で左手は見事リップをキャッチ。落ち着いてマントルを返したら視界が一気に開けて最高の気分だった。登れた。まさに大きな壁を一つ越えたような感覚。

リップでは体感すごく振られた気がしたが、のちに動画を見返すと全然振られてなくてむしろもっと振られた方がカッコ良かったななんて思ったり笑

一年トレーニングを頑張ってきた成果が出て最高の気分で今年を終えられそう!

「去年出来なかったことが出来るようになる」
大人になってこの感覚を得られることって実はそうそう無いんじゃないだろうか?クライミングは本当にいい趣味だと思う。年を越したら自分は30歳になる、いつまでもこの感覚を忘れないように努力を続けていきたいな。

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