外岩を始めた時から密かに目標にしていた「縦ダイク 初段」を登る事が出来ました!保持力とバランス感覚を求められる課題で結構下地が悪くスリルが有るのもgood。
完登にあたり「意識したポイント」「課題への所見」に関する記事になります。
「縦ダイク」について
パット見は得意な垂壁カチ系だと思っていましたが、実際は普段触るようなカチではなく「外傾したスローパーカチ」を保持し体を動かせるかどうかを問われる課題でした。

グレーディングに関して
設定通り「初段ど真ん中」といった印象を持ちました。
初段という区切りのグレードに見合う保持力を要求されますが、持ち方さえ分かれば決して絶望的なホールドではなく保持出来る様になってきます。かといって腕で引き過ぎると次の動きが出来ない・・バランスが重要な面白い課題でした。
必要マット数
- 最低2枚、思い切ったトライをするなら3枚
3枚あると核心付近の恐怖心がだいぶ軽減されます。岩はそこまで高くなく3〜3.5mくらいですが石がゴロゴロしており斜面になっているので注意が必要、核心部の真下にせり出した岩もあるのでここはカバーしたいです。
完登動画
完登にあたり意識したポイント!
- 皮膚のあそびをなくす
- 3手目取り前に右足を上げる前に左足を切る
- 核心部は左手で引き上げすぎない
核心は小核心1つ(2手目取り)と大核心1つ(最後の右手サイドカチ取り)の2箇所かと思われます。
皮膚のあそびをなくすとは?
「スポーツクライミング教本」にある「指皮のわずかなズレを無くす技術」の事。私はこれを意識した途端核心のホールドが強く保持出来る様になりました。他の課題でも使えるので基本技術として身に付けておくと良いと思います。

やり方は簡単で「保持する場所より少し上に指を当ててから引き下げてくる」だけ、単純なのに保持出来るホールドが増えるので普段から意識していきたいテクニック。
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スタートから2手目取りまで
- 一手目は一番奥の壁際を持つ
- 2手目は右手を引きすぎると重心が上がり左足が抜ける
- 2手目は両手で引いて軽くデッドポイントがおすすめ
顕著な二つのカチホールドをセパスタート、足は石の裏にある少しのっぺりしたホールドに右足のみでスタート。

右手を取った後は左足を丸く窪んだ穴へ、つま先をしっかりと差し込む意識が重要。

小核心の2手目取り。右手の引きでスタティックに行こうとすると重心が上がり足が抜けやすい、なので少し体を上げた後はデッド気味に出た方が省力化出来るし成功率が高く感じました。

右手で引き切ってから左手を出すと重力に対し「悪い足と右手一本」で耐える必要があり、左手を離した瞬間に落下が始まるので「重力に対してマイナススタート」になります。
なので両手で引いてデッドポイントを作り左手を出すのがおすすめ、「重力に対してプラススタート」になる。2手目を取ったのち最終的に足に乗り切るイメージ。
3手目サイドカチ取り
- 右足を上げる前に左足を切る
- 核心部は左手で引き上げすぎない
- 右斜め上への直線移動ではなく右移動してから上方向へ立ち上がる
大核心である3手目サイドカチ取りの前に右足を上げますが、先に左足を切り重心を下げると左手の保持感が良いまま上げられました。


3手目を取りに動く時は「左手を引きすぎない」「重心を落としたまま右に移動する」意識をすると良かったです。右斜め上にあるホールドへの直線移動でなく「右に移動した後に上に立ち上がって行く」と上手く壁の中に入る事が出来ました。

体が右側に入ったと感じたら右手を伸ばし左足をトントンと上げていくとダイアゴナルのバランスが整って楽になります。

身長169cmの私は最後がデッド気味になりました(保持力次第とは思いますが)。

核心を超えたら落ち着いて足を上げてマントルを返せばOK!マントルは明確なホールドは無いですが面で持てる様になっているのでしっかり体を持ち上げてヒールを掛ければ問題ありません。


まとめ
以上、「縦ダイク」の完登記事でした!
最初は保持出来ないと感じたホールドが身体の位置やホールディングを改善する事で保持出来る様になって行くというクライミングの原点を楽しませてくれる良い課題、「皮膚のあそびをなくす」「重心を落とす大切さ」も教えてくれた課題で記憶に残る完登が出来ました。
本記事がトライ中の方のお役に立てば幸いです。ガンバ!
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